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【保管】
地中の土や水中の泥は長い年限をかけて徐々に堆積してきたものであり、
土や泥を構成している各粒子の空隙は圧縮され、粒子交互は一般的には団粒構造
をとって安定状態にあります。安定状態に保たれている粒子で構成されている
土や泥に対して掘削あるいは浚渫といった物理的な力が加わると、
団粒構造にあった各粒子同士の位置に乱れが生じて、
各粒子の隙間には空気が混じります。
この時、地上に運び出された土や泥の体積は地中或いは水中にあった状態に比較する
約3倍程度に増加します。更に、地上に運び出された土は、土を構成する各粒子同士で
互いに粘りを持ちながら重力に対して安定状態を保とうとして、
摩擦力や剪断力が生じます。その結果、一定の傾斜角度以上では崩壊が生じて、
各粒子が安定して堆積するために築山状態にならざるを得ず、
土中や泥中に置かれた状態に比べて前述の体積はもとより相当数の
設置面積が必要となります。